ふくろくん

コンテンツマーケティング、音楽、立ち話、そして牛乳

「自分の好き」と「やりたいこと」を見つけるためのコンテンツ収集

よっこらしょういち。

最近寝る前に運動を始めて気分爽快です。仕事も減ってきたのが手助けしてくれているのか、頭を使うことが少なくなってしまった気がします。

楽天的な性格がもっと楽天的になってしまっている事実に驚きの日々です。
大丈夫か、自分。

 

ところで、はてぶやpocket、evernote等々さまざまな保存サービスを何年も使ってきましたが、「我輩はデジタルデータをほとんど見返さない人間である」と、ようやく自分の中で結論付けることができました。

 

唯一pinterestに入れた言葉や画像はよく見返すんですよね。なんでだろう・・・

 

よくよく考えてみると、自分がpinterestで集めたものって綺麗とか美しいとか、自分の中で肯定的な気持ちを起こしてくれたコンテンツしか残してないんです。キラキラしていてワクワクさせられる、ポジティブなコンテンツばかりです。

pinterestで見られるコンテンツって、ほとんどビジュアル重視の直感的なものがほとんどかと思います。単なるテキストも綺麗にデザインし直したり、歴史や産業構造などの複雑な情報もインフォグラフィクスにしたものばかり。それに加えて素敵な食べ物、旅行写真とか。

instagramはよりパーソナルな素敵写真が多い印象ですが、pinterestは美術館や雑誌みたいで楽しいです。tumblrやelloでもそこまでビジュアルは全面に出てこない気がします。

 

対して、はてぶやpocket、evernoteではごった煮で情報を投げ込んでいます。酸いも甘いも辛いも甘いも嬉しいも悲しいも、ぜーんぶ入っています。(甘いは大事なことなので二回です)
いくらキーワード検索やタグ分類が出来ても、「このコンテンツを見たら自分はどう感じるか」をいちいち分類してはいない上に、圧倒的に実用的なコンテンツの割合が大きく、あくまでいざという時用です。

 

元々は「なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと思っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本 なんクリ」を読んだ影響で仕事用にpinterest活用を始めましたが、しばらく使ってみて、pinterestは「自分の嫌い」はわからないけど、「自分の好き」を絞り込んでいける素敵なアプリだなと、内心評価が高まっています。

例えば、「海の絵」とテーマを決めたボード(フォルダのようなもの)にどんどん気に入った画像を放り込んでいく、というのがpinterestの使い方の一つかと思うのですが、ボードに貯まったものを改めて見返すと「ああ、自分はこんな海/こんなタッチの絵が好きなんだな」というのが掴めるんですよね。そして、「このタイプの絵はまだあんまり知らないからもう少し似たようなものを集めてみよう」といった具合でまた次の興味へと繋げてくれます。

自分は「引用」も集めています。いわゆる自己啓発用フレーズです。デザインの面で、様々なリメイクが施されてるので眺めるのがより楽しくなりました。しかしビジュアルがどうなろうとやっぱり言葉の力は強いもので、勇気づけられたり、元気づけられたり、とても助かっています。

前向きになれるからこそ、何度も見返しているんだと思いますが、ここ数年そういうサービスに出会ってなかった気がして、自分の淀んだネット活動の中で少しきらめきが見えてきました。

 

蛇足ですが前回書いた記事(アーバンスケッチで手帳に絵を描きたい - 流線を描く煙)で紹介したアーバンスケッチをする時に、自分が描きたい絵のイメージを絞り込むのにも役立っています。 

 

しかし!pinterestだけじゃなくても、自分が好きなものだけを集めた紙のノートを作ったほうがセンチメンタルバリュー(今更この言葉に惹かれています。「モノには思い入れ」です。)が高いだろうと思い、素敵なもの保存用の1軍と、速記用の2軍ノートという体制を組んでいます。

ポジティブなコンテンツをじっくり濾過・洗練していくのも、黒歴史ブログを書くことと同じぐらい大事かもしれないと、突如天の声があったので、いそいそと始めています。